売却の際、「車種などによって価格が変わるのが買取業者を利用するメリット」と紹介しましたが、実際どのような要因が価格に影響を与えるのでしょうか?
1.車種
まずは車種。もちろん人気の車種はディーラーで下取りしてもらうよりお得ですが、あまり人気でない車種であっても買取業者を利用するメリットがあるんです。
その1:人気の車種の場合
一口に人気の車種と言っても「特定の車種(のさらに特定のグレード)」が人気の場合と、ミニバンといった「特定のカテゴリー」が人気の場合があります。これらはいずれ中古車オークションでビビッドに価格に反映されるものの、一般の人にはわかりずらいものです。買取のプロである買取業者はそこを知ってるからこそ、利用するメリットがあるのです。
その2:人気のあまりない車種の場合
いわゆる生産台数の多い車、一世を風靡したものの、今では見向きもされなくなった車…自分の車は「いまどき」ではないから高く売れないって思ってませんか?もちろん、規制内容の変化で「乗ることが難しい」車もあるのは事実ですが、だからと言って値段がつかないわけではありません。先にも書いたように「人気があるか否か」は一般の人にはわかりずらいもの。自分で不人気と決めつけるのはやめましょう。
2.年式
ディーラーは一般的に、「古くてレア」「古くて人気」という要素を加味するところが少なく、単純に「新しい年式」=「高値」、「古い年式」=「安値」という図式になりやすいです。
従って、古い年式であればより買取業者のほうがおススメです。生産台数が少ない・根強いファンがいる車種であれば一層、古い年式=希少価値となり、需要が少しでもあって在庫がない場合は想定以上の高値が付く場合があります。では、一般的な古い年式の車は?こちらも、ディーラーであれば「廃車にするしか…」と言われた車が、不思議なことに買取業者では値段が付く場合があります。これは古い年式=壊れた場合の修理パーツがないってことで、修理業者が買ってくれる場合があるからです。
3.状態
普段からまめにメンテナンスをしていれば良いのですが、車好きの方以外はなかなかそこまで気も手もまわりません。売却の際に「何かおかしいところはありませんか?」って聞かれて「そういえば…」となるのが関の山です。修理して売ったほうが高く売れるのでしょうか?もちろん、車によっては、修理したほうが高く売れる場合もありますが、まずはそのままの状態で持っていきましょう。そして、正直に話すのが一番です。あと、他でも書きましたが、査定時にはとにかくきれいに。ここまで掃除したことがないってくらいにしましょう。キレイな車は査定するほうも気合が入ります。
4.走行距離
これは大事ですが、なかなかどうできるものでもないですね。もちろん、少ないに越したことはないのですが、多い=それだけ活躍したってことです。あまり気にしないようにしましょう。
ここでは、それぞれの項目について、もう一段踏み込んで説明していきます。