スバルはメーカーの原点を戦前の航空機製造に持ち、日本のメーカーの中でも水平対向エンジンを搭載する車種が最多という、独自のスタイルを持つメーカーです。レガシィ、インプレッサ、フォレスター、エクシーガなど、高い人気と性能を誇るだけでなく、レガシィ・フォレスターに至っては全モデルが四輪駆動という、「四輪駆動」についての高いこだわりも持つメーカーです。これらの「独自スタイル」「高いこだわり」から、スバルというブランドを愛する「スバリスト」と呼ばれるファンも多くいます。
スバルの看板車種と言える「レガシィ」はステーションワゴン、セダンともにゆとりのある室内空間を持ちながら、エンジンは水平対向4気筒、足回りは四輪駆動とスポーツタイプの車種を彷彿とさせる作りになっています。またもうひとつの看板車種のインプレッサシリーズは、レガシィの下位モデルとして開発されましたが、初代モデルからラリーカーとしてレースに参戦したり、「スポーツワゴン」というジャンルを打ち出したりしたことから発売当初から常に高い人気があります。このようにレガシィ、インプレッサシリーズは車好きの男性からの幅広い支持を受けているため、高い買取価格が期待できる車種です。
スバルは独自のスタイルでの高性能な車だけではなく、軽自動車やSUVなどのラインアップもあり、こちらもスバルらしいこだわりを持ちながら作られています。軽自動車の「ステラ」などはメインターゲットを女性としているため、後部座席への乗りやすさや子供に対しての配慮を重点に置いて設計されています。SUVの「フォレスター」は、高速走行からオフロードまで対応可能なSUVといったコンセプトのもと製作された車で、全モデル四輪駆動というハイパワーなSUVになっています。
また大人数が乗れる乗用車の「エクシーガ」は、ミニバンや1BOXと言ったくくりから外して宣伝されました。レガシィ、インプレッサ、フォレスターなどで培われたワゴンノウハウが、大人数が乗れる乗用車として具現化しているスバルらしい車です。これらの車種は、状態次第では高い買取価格が期待できるでしょう。