三菱

三菱(MITSUBISHI)

トヨタ、日産などと並び、日本でも古い自動車メーカーの一つでもある三菱自動車。軽自動車・普通自動車だけでなく、分社化はしたもののトラック・バスの大型車や近年では軽自動車のi(アイ)をベースにした電気自動車のi-MiEVを開発するなど、幅広い人気車種を製造する高い技術を誇っています。

その技術力はeKワゴン・eKスポーツを日産自動車のオッティ(OTTI)として、アウトランダーをプジョーおよびシトロエンにOEM供給をしているという経緯を見ることでも、うかがい知ることができます。

i(アイ)やi-MiEVでは5ドアボディにエンジン・電動機をリア・ミッドシップとしており、パジェロミニで培われた「高い付加価値がある軽自動車」を継承しています。そのため、i(アイ)・eKワゴンなどは使い勝手の良い軽自動車として人気が高く、買取相場も安定して高めの価格を推移しています。

三菱自動車の技術力を見せつける車種の一つと言えば、やはり本家本元の「パジェロ」です。世界一過酷と言われる、かのパリ・ダカールラリーを走破し勝利する姿を、何度もニュースでも見たことがあるのではないでしょうか。パジェロは1980年代に発売された初代モデルから人気を博しただけでなく、1990年代前半のRVブームの牽引役でもあります。そして、現在でもRV車の中心と言える高い人気から買取価格は高いものとなっており、パジェロの弟分であるパジェロミニについても同様です。製造終了となった今では、状態の良いものは高額での買取が行われることがあります。

そして、フロントエンジンの1BOXミニバンの先駆けとも言える「デリカD:5」も同様にニーズが高く、つまりリセールバリューが高い人気車種なのです。特筆すべきなのは自動車安全性能評価が最高段階の6スターでありつつ、低床設計で乗車位置も従来のデリカよりも低くなっていたり、サスペンションのセッティングにこだわり横揺れの軽減に配慮したりするなど、1BOX・ミニバンに求められるユーザービリティにも配慮されています。