ポルシェといえばスポーツカー、スポーツカーと言えばポルシェ。それくらい言っても過言ではないほどのメーカーと言えます。高級スポーツカーとレーシングカーに特化して製造しており、中でもポルシェ911は改良を重ねながら長年にわたって製造・販売されています。それほど長く愛され、また憧れ続けられているメーカーなのです。そんなポルシェではどの車種が人気を博しているのか、いくつかご紹介していきます。
まずは前述のように、ポルシェといえば911を思い浮かべるユーザーも多いと思います。スポーツカーに憧れる方であれば、誰もが一度は乗りたいと思う車なのではないでしょうか。ポルシェのみならず、全世界のスポーツカーを並べても代表的な名車と言えます。1964年から本格的に生産され始め、今でも進化を遂げながら製造されている車です。
創業以来ずっと2人乗りか、あるいは小さな後部席を有するだけのスポーツカーを専門に製造していたポルシェですが、その限られた市場に依存した経営から脱却したいと考えていました。そこでフォルクスワーゲンと共同で開発した5ドアSUV「カイエン」を引っ提げて、2002年にSUV市場への参入を見事に果たし、ヒットを生み出しました。ポルシェらしい精神を宿したSUVとして世界的に人気を博し、ポルシェに多大な利益をもたらしたと言えます。
この2002年のカイエンの成功を受けて、7年後の2009年には「パナメーラ」という4ドアのセダンタイプを発売。競合となる車格としてはメルセデス・ベンツのSクラスやBMWの7シリーズという高級車が挙げられますが、ポルシェらしいスポーツカーの要素をふんだんに盛り込むことで、こちらも大成功を収めました。そしてもう一つ、忘れてはならない人気車種が「ケイマン」です。オープンカーである車種の派生として誕生したことから、アリゲーター属の爬虫類である「ケイマン」に由来して名づけられています。
この4車種がポルシェの代表的な人気車種であり、これらのリセールバリューも非常に高くなっています。ポルシェに憧れる者は、中古車でもいつかは乗ってみたいと思っているのではないでしょうか。