査定士の気持ちで

査定士の気持ちで

車の買取価格は誰が決めるのでしょう?
売却依頼をした時期の中古車マーケットの状況やあなたの車の状態、それらを考慮しながら車の値段を決める人…それが査定士です。査定士とは、中古自動車査定制度に基づいて自動車の査定を実施できる人のことを言います。つまり、最終的には人が査定額を決定するわけです。

査定士が値付けする際の根拠はマーケットの状況なので、査定士により買取金額がまったく異なるということはありません。ですが、多少値段に差が出る場合もあります。というのも中古車の査定額というのはメーカーや車種、年式や色によってある程度の幅をもっているからです。

では、どうすれば高く売れるのか?
その方法のひとつが、「査定士からの信頼を得る」ということです。査定士との信頼関係を築き、気持ちよく査定を行ってもらうことができれば、多少のアップも可能だと考えられます。逆に査定士が嫌がるような態度をとったり、査定士と必要以上に駆け引きをするようなことがあれば査定額アップの見込みはかなり薄くなります。

信頼関係を築く上で、まず大切なのが嘘をつかないこと。
事故歴のある車については、当然ながら査定価格がダウンしますから隠したくなる気持ちもわかりますが、相手はプロです。ごくごく小さいものを除けば、ひっかき傷やへこみはすぐにばれてしまいます。修理した箇所も同様です。ばれるような嘘はつかないほうが賢明ですよ。基本的に査定には、チェック項目がありそれをチェックしていくような査定の仕方をします。一つの嘘がばれれば「他にも隠していることがあるのでは?」と疑いをかけられることに繋がりますから、残りのチェック項目では、より厳しい目で見られることになってしまいます。

次に査定をしてもらう際の態度も非常に重要です。
こちらが“自分はお客様”というような態度でいると、査定する側もあまり良い気持ちはしません。あいさつをきちんとしたり、横柄な態度をとらないようにするのは、取引をする上では当然の心構えですよね。お互いが良い話にまとまるように、査定してもらうときにはぜひ協力的になりましょう。挑戦的な態度になるのではなく、お互いに車が好きな人なはずですから、好きな車の話や愛車の話で盛り上がるなどできると良いですね。