車一括査定の流れ

車一括査定の流れ

一括査定を利用するメリットはいろんなところで紹介したので、今回は一括査定の具体的な手順、流れを説明しましょう。

1.査定を依頼する

まずはサービスを利用して査定を依頼しないとすべてが始まりません。サービスを利用する際に、入力を行う必要があるのは、メーカー・車種・年式・走行距離の4項目。サービスによってはもっと入力する必要がありますが、基本的なこの4項目はどこでも必須と思ってください。そして、依頼するあなたの連絡先と名前・住所です。「なんで住所を?」と思うかもしれませんが、買取業者が買取可能なエリアを限定している場合もあります。たとえ全国区の業者でも担当店舗が変わるので、住所の入力は必要です。ちなみに、入力は1分~3分程度で完了します。

2.買取業者からの連絡を受ける

情報を送信すると、買取業者からメールもしくは電話で回答が届きます。ただ車の買取金額は、同じ車種・同じ年式・同じような走行距離でも「オプション品の有無」「社外品の有無」「色」「整備状況」…様々な要素で金額が異なります。買取業者もなるべく正確な情報を提供したいため、電話で尋ねるケースが多いようです。もし、売却時期(なるべく早くや、新しい車の納車を待ってなど)の要望がある場合、電話がかかってきた際に相談しておきましょう。メールもしくは電話でのやり取りの後、概算金額が提示されます。お住まいの地域によっては、対応できる買取業者が1社しかないということもあります。しかしだいたいは複数の業者が回答するので、その内から金額が高い・対応が気に入ったなど、個人の価値観で3社ほどに絞ります。

3.査定を受ける

「うん?査定したよね…?」メールおよび電話でのやりとりは、あくまで概算金額を算出するだけです。車の買取金額を正確に出すためには実物の確認が欠かせません。複数の業者に依頼した場合、なるべく同じ日に(もちろん時間はずらして)実車確認に来てもらいます(こちらから出向くことも可能です。都合がつかない・移動時間を考慮すると同じ日が難しいなどの場合、なるべく近い日に設定しましょう)。ここで金額が決まるので外側の洗車はもちろん、できれば中も掃除機をかけるなど車はキレイにしておきましょう。査定する側も人間です。キレイな車だと力が入るものです。

4.金額交渉と契約準備

買取業者からの正確な金額が出そろったところで、どこに売却するのかを決めなくてはいけません。仮に3社に査定してもらって、3社とも希望金額を上回っていた場合は一番条件の良いところにすれば良いので簡単です。しかし、問題は希望金額に届かない場合。「こんな条件だとあと少し買取金額をアップできる」という条件が、業者から提示されているのであれば検討してみましょう。逆に、こちらから希望金額を提示するのも一つの方法です。

金額交渉を進めるとともに、車を売却するための書類を準備しましょう。一般的には車検証・自賠責保険証明書(車検の際に同時に処理するケースが多いので車検証入れに一緒に入っているかと思います)・自動車納税証明書(自動車税を納税した際の控え)・実印・印鑑登録証明書(いわゆる印鑑証明)・リサイクル券が必要です。これら以外にも、買取業者や車検証の記載内容によって必要になる書類があります。事前に確認しておきましょう。

5.契約~引き渡し~入金

ここまできたらあと少し。必要書類を買取業者に引き渡すとともに、契約書を取り交わします。その際、車を引き渡す日と売却代金の振込日も併せて設定します。売却金額と振込金額が異なる場合もあるので、振込金額は必ず確認しておきましょう。あとは、スケジュールに則ってこなすだけです。

さて、これで一括査定から売却までの流れの説明は終わりです。文章にするとかなりの長文ですが、売る側の作業は実はほとんどありません。査定依頼をする→質問に答える→スケジュールを調整する→買取業者を決める→金額で合意して契約を取り交わす。実際にやってみるとあっけないものです。「買取業者は難しい」ってことはありません。気軽にトライしてみましょう。